うつ 症状

「うつ状態」と「躁状態」とは明確に区別できる時とできない時とがあります。「混合状態」といって、

典型的なうつ病

治療は、そもそもこの病気がアメリカにてMAO阻害薬という薬の効果ある一群として定義されたため、MAO阻害薬が効果的なのですが、日本では使用できません。
それに代りSSRI, Serotonin Selective Reuptake Inhibitorが効果的と言われています。
また躁うつ病が合併している時は気分安定薬を、パニック障害が合併している時は抗不安薬を併用するのが適切です。
従って、その時々の気分や病状をよく把握しながら適切な薬物を選ぶ必要があるのです。

一方で認知行動療法といった精神療法も効果的です。非定型うつ病の特徴として、拒絶への過敏さがあり、他者の言動や環境の変化に敏感に反応する傾向があります。
このため面接においてはご本人の認知や行動を客観的に捉え、現実的に適切な意思決定をしていくことを援助してまいります。
特に境界性人格障害をはじめ性格の問題を伴っている場合は一時的な対応にとどまらず、長期的な治療が求められます。
時には幼少期や思春期からの親子関係や友人関係も振り返りながら、現在の対人関係・葛藤状況に焦点を当てた精神療法を行います。
これらは直ぐに解決する問題ではありませんが、銀座泰明クリニックでは治療者との信頼関係のもと、忍耐強く治療を継続していくことにより、少しずつ改善してまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。



うつ 症状

「うつ状態」と「躁状態」とは明確に区別できる時とできない時とがあります。「混合状態」といって、両者が入り混じったような「不機嫌」で「イライラ」したような状態
にあると、ご本人は抑うつ的な気分でありながら、周囲からはそのように見えないことがあります。更には「非定型うつ病」といい、典型的なうつ病とは異なった状態を呈することもあります。
すなわち、過食、過眠、鉛様の麻痺 (leaden paralysis)、拒絶への過敏さを特徴とする病態です。
 典型的なうつ病の場合、不眠、食欲不振、精神運動抑制を呈しますので、丁度、逆の様な状態になるわけです。
非定型うつ病は若い女性に多く、元々、敏感・繊細なご性格の方がなりやすいため、本人は具合が悪いのに、周囲からはいつもの性格ではないかと軽視されてしまいがちです。
時にはむしろ「怠けている」「甘えている」と誤解されることもありますので、改めて「病気」としての認識が求められる次第です。(といっても「非定型うつ病」が正式に「病気」として認められるようになったのは、
ここ10年程のことでしかありません。それもうつ病のサブカテゴリーとしての扱いであり、明確な定義がなされているわけでもありません。

双極Ⅱ型障害や境界性人格障害との合併や関連も指摘されており、実際のところかなりオーバーラップして診断・治療されているのではないかと考えられます。
また前回ご説明したsoft bipolar spectrumに6-7割があてはまるという知見も得られており、「うつ病」というより「躁うつ病」としての見地から診断・治療がなされるべきでしょう。
更にパニック障害との合併も指摘されており、パニック障害自体も双極性障害との合併や前駆症状としての指摘がされていることを踏まえると、
これらは若年の女性における不安・抑うつ症候群として考えるのが妥当なのかもしれません。
 

うつ 症状

Q 彼に鬱の気配を感じます。
元々怠け者で睡眠好き(15時間くらい寝る)ではありましたが、先日度が過ぎているように感じる場面がありました。

予約まで取って週末を一緒に過ごす約束をしていたのに当日含め丸2日音信不通でした。
私は事故にでもあったかと心配していましたが、2日間自宅で寝ていたとのことです。
理由を尋ねても、何もできなかった 何もしたくなかったとしか言いません。怒っていないと言っても、何度も謝り「俺はだめだな」と繰り返します。
普段の彼では考えられませんし、私自身も丸2日連絡のひとつもできない精神状態というのが想像できないのですが、これは正常な範囲のことなのでしょうか?
また自殺願望、失踪願望が冗談の中に交じることもあります。(私は自殺なんて考えたこともなかったのでそれでも驚きました。)
振り返れば同じ様な事が1年に1度くらいの頻度で起きていますがそれ以外、彼は私の見る限りで、全くの健康にみえます。

もしこれが彼なりのリフレッシュ方法だったり、何か別の理由があるならば一向に構いませんが、本人も本気か冗談か「鬱かも」ともらしたことがあります。
受診を勧めるべきでしょうか?

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A.これまで「うつ病」や「躁うつ病」について繰り返しご説明してまいりました。これらは気分が落ち込んだり、高ぶったりする「病気」です。
中にはもともとの「性格」といった方もいらっしゃり、10代の頃から悩んでいたのだけれども、就職して仕事に支障を生ずるようになり、ようやく受診したという方
もいらっしゃいます。いずれにしても適切な治療により症状が緩和されますので、早めの受診をお勧め致します。

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