大腸がんの治療では外科療法、内視鏡的治療、化学療法、放射線療法が挙げられます。以下で詳しく説明していきます。
大腸癌の最新治療詳細はこちらから大腸ガンのステージ
0:癌が粘膜内にとどまり、リンパ節転移がない場合
I:癌が大腸壁の筋肉までにとどまりリンパ節転移がないもの
II:癌が大腸壁の筋肉の層を超えているが、リンパ節転移がないもの
III:a 癌が大腸壁を超えるが、リンパ節転移が1群までにとどまるもの
b リンパ節転移が2群もしくは3群にまでおよぶもの
IV:リンパ節転移が4群におよぶか、遠隔転移があるもの
【外科療法】
1:腹腔鏡手術-腹腔鏡手術は90年代前半から国内でも行われるようになった手術手技で、特殊な技術・トレーニングが必要とされています。外科医が全員安全に手術を実施できるものではありません。ただ傷口が小さくて済み、術後の疼痛も少なく、7~8日前後で退院できるため、患者の負担は少なくなります。
2:直腸がんの手術
・自律神経温存術
・肛門括約筋温存術
・局所切除
・人工肛門
3:結腸がんの手術-大腸ガン治療は外科療法が基本となっており、早期ステージの場合においても手術が必要になる場合があります。
【内視鏡的治療】
再発や転移の危険性が少ない粘膜内に留まる早期ガンや良性腫瘍やは内視鏡的に治癒切除することが可能です。しかし下記のどの方法でも、病変を摘出後に十分に顕微鏡で検索する事が必要となります。早期癌の中でもガンが深く進展している場合には、リンパ節転移や再発の危険性が1割前後あり、外科手術が必要となる場合があるそうです。
1:内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)
2:内視鏡的粘膜切除術(EMR)
3:内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
【化学療法】
1:化学療法
2:術後補助化学療法
化学療法は、根治目的の手術が不可能な進行がんまたは再発がんに対する生存期間の延長及びQOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)の向上を目的とした化学療法と、進行ガンの手術後に再発予防を目的とした補助化学療法があります。
【放射線療法】切除困難な場合、骨盤内腫瘍による痛みや出血といった症状緩和や延命を目的とする緩和的な放射線療法と、手術可能でも骨盤内からの再発の抑制、手術前の腫瘍サイズの縮小や肛門温存をはかることを目的とした手術の補助的な放射線療法の二通りとなります。
1:補助放射線療法
2:緩和的放射線療法
手術が治療の中心となる大腸ガンでは、進行していても治る可能性が他の消化器ガンよりも高いとされます。手術後は再発の早期発見のために定期検査を受ける事が重要になります。肺や肝臓、骨盤内に再発・転移する場合が多く、切除可能な場合には早期に再発病変を切除します。また切除不可能な場合でも早期に放射線療法や化学療法をスタートするべきです。手術後3年間は最低でも半年に一度は超音波検査、胸部X線検査、CT、腫瘍マーカーといった検査を受けます。再発した場合でも80%は2二年以内に発見できるといわれています。

