食道がんの初期症状

食道がん(ガン・癌)の初期症状と治療。症状とステージ毎の生存率、転移、手術の名医に関する情報や食事など

食道がん(ガン)の初期症状

様々な癌のうちでも食道がん(ガン)は、腫瘍が小さい時点では初期症状が無い事が多い疾患です。早期ステージの食道癌においては自覚症状が無い事が殆どで、人間ドックや一般の健康診断で見つかる事が多い病気の一つです。この時点の無症状で発見された場合には早期ガンであることが殆どで治る確率が最も高くなります。


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またこの病気においては、約半分が食道の真ん中から、次に1/4が食道の下1/3に発生するとされています。食道がんは食道の内面をおおっている粘膜の表面にある上皮から発生します。

具体的に自覚できる初期症状としては「熱いものを食べたときに胸の辺りで沁みる」「喉がちくちくするような感じがする」「大きなものを飲込み辛い」「つかえて飲み込めない」などといったものが有ります。この時点で内視鏡検査などを受けて発見できればいいのですが、症状が軽い場合には見過ごしてしまいがちです。この段階はステージ0期とされガンが粘膜に留まり、転移がない状態が殆どですが、粘膜下層まで浸潤していたり、リンパ節に転移がある事も考えられます。また、声がかすれるというのも食道がんの初期症状の一つとされます。

気がつかないうちに食事の量が減って体重が減少する事も考えられます。体重が落ちてきたかな?と思ったら、上記の初期症状が無かったかどうか思い出して見ましょう。そして早めに医師の診察を受ける必要があります。ステージが進行して気管や気管支、肺などへ癌が及んで閉まっている場合にはむせるような咳が出たり血痰が出るようになります。

上記のような初期症状が出ている場合にはきちんとした診断を受けるべきです。
一般的な診断方法はレントゲンの食道検査と内視鏡検査が挙げられます。内視鏡による検査では組織生検も行われます。ステージの進行した癌が疑われる場合にはCTやMRI、超音波内視鏡による検査も実施されます。

【食道がんのステージ分類】
0期:癌が粘膜に留まり、他の臓器やリンパ節、胸膜、腹膜には認められない
?期:癌が粘膜に留まっているが近くのリンパ節に転移がある、もしくは粘膜下層まで浸潤しているがリンパ節や他の臓器さらに胸膜・腹膜にガンが認められない
?期:筋層を越え食道壁の外に僅かにガンが出ていると判断される、もしくは食道の癌病巣の近くに位置するリンパ節のみにガンがあると判断される
?期:食道の外に明らかにガンが出ていると判断される、おしくは食道壁に沿うリンパ節、もしくは食道のガンから離れたリンパ節にガンがあると判断され、他の臓器や胸膜・腹膜には認められない
?期:食道周囲の臓器にガンが及んでいる、もしくはガンから離れたリンパ節にあると判断される、もしくは他臓器や胸膜・腹膜にがんが認められる

上記の病期によって、治療方法や手術をした場合の術後管理が異なってきます。仮に食道癌が再発した場合、余命は半年程度とされます。放射線治療や化学療法の効果によりますが進行が早ければ3ヵ月程度の場合もあるのです。5年生存率にも大きな差がでますので早期発見を心がけるべきですね。

食道がんの治療

近年では診断技術の向上によって、進行していない初期症状食道がんが発見されるようになっています。内視鏡手術が適応となるような食道癌の症例が増加しているようです。外科治療における広範なリンパ節郭清や周術期管理も格段に進歩しており、食道がん全体の5年生存率が向上するなど治療成績があげられています。



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近年は体腔鏡を用いた低侵襲手術など患者のクオリティ・オブ・ライフ向上を目指した工夫もされてきています。また放射線や化学療法は胃癌・大腸癌に比較して食道ガンの場合に有効例が多いとされ積極的におなっている病院もあります。医学の発展と共に治療の選択肢が増加し、進行度合いに応じてた治療方法は多様化しており治療は名医といわれるような医師個人の臨床経験や病院施設としての方針に左右される場合が多くなっています。

食道がんは各種画像診断により腫瘍の壁深達度の診断やリンパ節転移の診断、遠隔転移の診断により進行度診断を行います。悪性度や全身状態の評価を踏まえて治療方針が決定されます。

食道がんの開胸開腹を伴う手術は、消化器系の癌治療手術の中でも最も侵襲の大きな術式とされています。もちろん手術や術後管理等の進歩で、根治術の安全性は高くなってきていますが、現代医学をもってしても合併症発症率や、在院死亡率、手術関連死亡率は他の疾患と比べても高確率な病気です。何よりも早期発見早期治療が重要になってきます。

他臓器浸潤や遠隔転移等によって切除不能である進行食道がんの治療にぽいては放射線療法や化学療法が選択されます。しかしながらこれらの治療でも改善しない症例においては経口摂取障害によって患者のQOLが著しく低下するとされています。その為、対症療法としてバイパス手術や食道ステント挿入術、腸瘻・胃瘻造設などの手術治療が実施される場合があります。

化学療法による食道ガン治療は、手術や放射線などとの併用で使用されます。化学療法単独での適応は術後の遠隔再発例や遠隔転移を有する症例に限られます。また、化学療法のみでの生存率および期間の延長は明らかではありません。


※注 クオリティ・オブ・ライフ(Quality of Life,略語:QOL)は、一般に人の生活の質、すなわちある人がどれだけ人間らしい望み通りの生活を送ることが出来ているかを計るための尺度として働く概念のことです。

食道がんの名医

食道がん名医がいる病院と先生について。

全国優良病院ランキングはこちらをご覧下さい

【千葉県・国立がんセンター東病院】大津敦先生
千葉県柏市柏の葉6-5-1 ℡0471-33-1111
83年東北大学医学部を卒業。
いわき市立総合磐城共立病院消化器内科医長、国立がんセンター東病院内視鏡部消化器科、同病棟部5A病棟医長、同内視鏡部消化器科医長等を経て、02年に国立がんセンター東病院内視鏡部長に就任。
食道がんの名医として有名。抗がん剤の投与と放射線照射のタイミングや患者の身体管理の方法などを検証しながら成績をあげており、ステージⅣの切除不能例でも、放射線がかかる範囲の局所に病巣がとどまっていれば、約15%の5年生存率が得られています。

【神奈川県・昭和大学横浜市北部病院】井上晴洋先生
神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央35-1 ℡045-949-7000
83年山口大学医学部を卒業。
東京医科歯科大学第一外科、日産厚生会玉川病院、春日部秀和病院外科、米国南カリフォルニア大学(USC)外科などを経て現職。
内視鏡的粘膜切除術の名医で、1992年に氏自らが開発した「透明キャップ」という道具で短時間に治療を実施。食道ガンでも数日の入院で治療が可能となっています。
井上晴洋医師は外科用の内視鏡機材を用い、極めて小さな傷で手術を行っており、患者の体力的な負担を大幅に軽減しています。

【神奈川県・東海大学医学部附属病院】:幕内博康先生
神奈川県伊勢原市望星台 ℡0463-93-1121
日本外科学会認定医・指導医、日本消化器病学会認定医・指導医、日本消化器内視鏡学会認定専門医・指導医
食道がんのEMR(内視鏡的粘膜切除術)で有名な医師。
独自に開発した「EEMRチューブ4段法」は、国内外に広く知られており、「幕内法」とも言われています。EMRの手技精度と時間短縮を飛躍的に高めたこの方法のスペシャリストで、症例数・実績ともに国内トップ。

【東京都・国立がんセンター中央病院】:日月裕司先生
東京都中央区築地5-1-1 ℡03-3542-2511
国立がんセンター中央病院の現場の診療責任者で化学放射線療法後の食道がん再発例に対するサルベージ手術を積極的に行っていることで有名。
この手術は技術的に難度が高いと言われていますが、日月裕司医師は合併症に注意を払いながら良好な成績を収めています。

【東京都・昭和大学病院】:)村上雅彦先生
東京都品川区旗の台1-5-8 ℡03-3784-8541
日本外科学会指導医、日本消化器外科学会指導医、日本食道学会(評議員)
昭和大学病院での食道がん患者の腹腔鏡・腹腔鏡併用鏡視下手術は、村上雅彦医師が全て実施。担当した鏡視下手術後の患者は、開胸式手術と比べて痛みや障害が極めて少なく、術後の回復も非常に早い症例が多いとのことです。

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