子宮筋腫の症状と原因~妊娠後の治療方法~

子宮筋腫の症状や原因について解説。妊娠後の体の変化により治療方法や症状も異なります。子宮筋腫術後の治療や過ごし方についても記載。

子宮筋腫と術後

子宮筋腫の術後は、様々な症状が見られることが多いので、開腹手術をした場合は特に安静にしていることが大切です。

子宮筋腫の術後には、出血(不正出血)や痛みが出る人もいますし、生理が不順になる場合もあるようです。運動や自動車・自転車の運転も控えた方がいいようですね。

妊娠を希望する場合には、子宮筋腫の術後、半年が多いようです。
(ただし、帝王切開の場合は一年以上経過してからの妊娠が望ましい)
かかりつけの病院の医師のアドバイスをよく聞いて下さいね。

上記に挙げた子宮筋腫の術後に起こる症状の中で一番多いのが、「痛み」です。
体験談がweb上のブログなどに多く、公開されていますが皆さんの持つ悩みは様々です。

子宮筋腫の開腹手術から何年か経過していても、痛みが出る人はいます。
筋腫は手術をして取ったからと言って無くなるものではありません。

痛みが続いて不安であるならば、病院にすぐに受診するといいと思います。
術後の癒着が原因で、感染を起こしていることが稀にあります。また可能性として、子宮筋腫の再発、子宮内膜症など他の病気があります。

また、手術によって子宮を取る際に卵巣を取る場合があります。
片方の卵巣を残すのであれば問題はありません。
ですが、両方の卵巣を取ってしまった場合には女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下してしまうことになります。
この場合、更年期障害のような症状や、脳梗塞、狭心症、高血圧、骨粗鬆症などの重大な病気を引き起こすことにもなりかねませんので十分な注意が必要です。

子宮筋腫と妊娠

子宮筋腫があっても「妊娠」も「出産」にも問題はありません。
子宮筋腫があることに気づかないまま出産をすませてしまう方もいます。
100人の妊婦がいたら0.3人から2.6人は筋腫をもっているのだそうです。
ですから、子宮筋腫合併妊娠の方というのは意外に多いことになりますね。

子宮筋腫自体は命にかかわる病気ではありません。
ただ、妊娠している時期にはホルモンバランスが崩れて、妊婦の体に影響があることは事実です。

たとえば、妊娠中に子宮筋腫への血流が悪くなると、お腹が痛くなったり、帝王切開になる場合もあります。

ただ、妊娠中期以降には筋腫が子宮の一部のように柔らかくなり、分娩や胎児に影響ない場合がほとんどです。

こればかりは筋腫の大きさやできる位置で、状況は変わりますので10人妊婦さんがいれば10通りと考えていた方がいいでしょう。

●妊娠中に骨盤内に腫瘤が初めて見つかった場合
妊娠中にこぶが骨盤内に見つかった場合には即、病院で検査をしてください。
子宮筋腫ではない場合があります。
卵巣腫瘍の可能性がある場合、MRIの検査をします。(胎児への影響が考えられます)状況によっては開腹手術の必要性もあります。

30代の女性の4人にひとりの割合で発症している子宮筋腫。
良性の”こぶ”とは言え、妊娠中はただでさえナーバスになっている時期でもあります。
名医を探し、子宮筋腫のベストな治療を受けましょう。

子宮筋腫 治療

子宮筋腫の治療には「薬物療法」「手術療法」があります。
症状によっては、「経過観察」という方法も取られます。
子宮筋腫の多くが手術が必要でない場合がほとんどです。

●「薬物療法」
子宮筋腫の薬物療法は何種類かありますが、一番よく取られている方法は「偽閉経療法」です。

子宮筋腫で、薬物療法の治療法を用いるのは、子宮筋腫による痛みや貧血、月経過多、腰痛、便秘、排尿障害などの症状を緩和させる場合です。

「偽閉経療法」という薬物治療は、女性ホルモンのエストロゲンの分泌を抑えてくれます。つまり、閉経後の状態をつくりだしてくれるんですね。

子宮筋腫は、ホルモンの分泌と共に大きくなりますから、これを抑えれば子宮筋腫が大きくならないので症状が緩和できるということなんですね。

ただし、この治療は短期間しか続けることはできません。
体の中のエストロゲンが足りなくなって障害が生じてくるようになるからです。

子宮筋腫の原因自体が現在、明確ではないので薬物療法は「完全」ではないのが現状です。

●「手術療法」
手術療法は、子宮筋腫においてあまり適用されません。
ソフトボール以上の大きさになっている場合は開腹による摘出の手術が行われることもあります。

子宮摘出には2通りあります。
単純子宮全摘術(子宮をすべて摘出する)
筋腫核出術(子宮筋腫のみを摘出する)

医師とよく相談の上、行われます。


●「経過観察」
子宮筋腫自体が、命に関わらない良性のこぶであるために、経過観察という方法はよく取られます。

経過観察というのは、月経過多などの何らかの自覚症状がない場合に、医師による定期的な診察によって行われます。

だいたい3ヶ月~6ヶ月に1回程度、問診などの診察や画像による診断も行います。子宮筋腫の大きさや症状をこの際に確認できます。

妊娠中、妊娠を希望している人、閉経が近い人、閉経してしまっている人が経過観察で様子を見ることが多いようです。


いい医師がいる病院で適切な子宮筋腫の治療を行いましょう。
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