ネイル

ネイルアートなどを行うと爪を痛めることがあります。そのため爪は日々のケアによって美しい状態に保つことが大切です。とは言え爪は、普段の家事や仕事によってただでさえ荒れやすい面も持っています。爪荒れの外的要因として、夏の紫外線、冬の乾燥などもあげられます。外側からの手入れだけでは限界があるので、栄養のバランス等で身体の内側から美しい爪を作ることを考えていかなければなりません。

マッサージ

ネイルケアの最後の締めくくりでは必ずマッサージが行われます。爪は指先を保護する機能も持っている器官です。その指先には毛細血管が集中していますし、触感を司る末端神経もまた同じです。指先の血行を良くすることで、新陳代謝が促され、身体全体にリラックス効果をもたらすことが可能なのです。そしてマッサージは、ネイルに対しても水分のほか、栄養も届きやすくなることという効果もあるのです。

ネイルサロンでやってもらう以外に、自分でも積極的にやってみましょう。
(1) ハンドクリームを手のひらに取ります。
(2) それにもう片方の手を合わせて体温に近くなるように温めます。
(3) そして温まったハンドクリームを手のひら全体に伸ばします。
(4) その手のひらを使って、指を1本ずつ力を入れすぎないようにして
   ゆっくり伸ばしてください。
(5) 全ての指を伸ばしたら、今度は捻るようにして、
   また1本ずつ伸ばして行きます。
(6) 次は爪部分です。根元部分をはさんで、親指で刺激します。
(7) 爪を両側からはさみ根元部分に刺激が行くよう押し揉みします。
   この時薬指は避けた方が良いといわれます。
   交感神経を刺激しやすいためです。
(8) 指の付け根部分ももう片方の指ではさみ揉みします。手の甲、
   手のひらの順に指全体を使ってはさみ、外側に向かって
   広げるように押しもみをします。
(9) 最後に再び、指を1本ずつゆっくり引っ張って、伸ばします。

マッサージに使うハンドクリームは、アロマの香のついたものを使うと、疲れを取り、リラックス効果が得られます。試してみたらいかがでしょうか。

爪の削り方

爪のことをネイルと称すると、何かオシャレな感じがするものです。ネイルの形を整えたり短くすることが必要になったときは、ネイルファイルという道具を使います。ファイルとは爪を削ることを意味しています。つまり、爪は切るものではなく削って手入れをするべきなのです。
爪は幾層にも分かれているので、爪切りを使うとその層の各断面にヒビを入れてしまい良くありません。

ファイルには様々な種類があります。
(1) 地爪向きのファイルがエメリーボードで、人工爪に使われるものよりは目が細かいものです。
(2) アクリル製のジェルネイルやスカルプチェアなどの人工爪を専用に削るもの
(3) 爪の表面に使用するバフィングタイプ

ファイルの目の粗さは「グリット」という単位で数値化されていて、数字が大きいほど目が細かくなって行きます。
爪の表面を磨いて艶を出すために使用する場合は、400から600のものを選びます。このクラスのものは爪の長さを削ることには不向きです。購入するときは、使用目的に合った数値のものをよく確かめて購入しましょう。

また、ファイルの厚みも用途に合わせて選ぶようにすることが大切です。厚みがあるものは、削るときに爪への負担が大きくなってしまうからです。ですから、厚みのないものを購入するようにしましょう。
但し、人工爪を削るときには削りやすさを考慮して、厚みのあるもののほうが適しています。

ファイルを実際に使う時に気をつけたいのが、削る方向と角度です。まず、削る方向は爪の層の断面を乱さないように一方向に限定しなければいけません。次に角度ですが、爪の裏側から削るために爪の下に入るように45度に当てましょう。

ネイルアート

ネイルアートとは、手足の爪に施す装飾や化粧のことです。古くは紀元前のエジプト文明に始まり、東洋でも楊貴妃が爪を染めていたとされています。
日本へは平安時代に爪を染色する技術が伝わり、江戸時代になると遊女たちが爪を染めていたことが知られています。
現在のようなお洒落としてのネイルの確立は20世紀後半のアメリカからですが、自動車のラッカー塗料を応用してマニキュアが開発されたことも一つの大きな要因となっています。そのことでネイルアートという分野が生まれました。

現代ネイルアートは幾つかの種類に分かれています。
(1)ネイルケア。手や爪の手入れをし、ネイルアートをし易くします
(2)マニキュア。爪表面の塗料の代名詞となるほど爪を彩ること
(3)人工爪。人工的に作り出されたネイルで、美容だけでなく医療現場や老人介護にも用いられています。
などです。

ネイルアートを施してくれる技術者であるネイリストや、ネイルサロンと呼ばれる店も急速に増えています。
ただし、ネイリストと言うのは、日本でしか通用しない言葉で、ネイティブの英語ではマニュキュアリストと言うのが一般的です。

日本ではネイリストにもネイルサロンにも公的な認可は必要ありませんので、誰でもなることが出来ます。従って技術力は一定していないわけですが民間団体であるJNA(日本ネイリスト協会)がネイリスト検定を設けています。
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