喉頭がんの初期症状

喉頭がんの初期症状と画像や写真など。喉頭癌の名医と手術や検査・生存率。

喉頭ガンの写真・画像

喉頭がんの初期症状は通常自分で見えるものではありません。写真画像では見分けがつかない場合が多いでしょう。

忌野清志郎さんが喉頭がんで亡くなったことで注目を集めましたが、基本的に喉頭ガンの原因は喫煙と飲酒が大きなリスクとなっています。特に両方たしなむ方の場合には罹患率は急速に高くなります。受動喫煙の問題も最近では注目されています。


喉頭癌の中で最も多い声帯癌においては、いわゆるしわがれ声が、初期症状として観察される事が多くなります。これは喫煙の影響が出やすいことの表れでもあります。何週間も声がおかしいようであれば早めに医師の診断を受けた方が良いですね。早期に発見できれば喉頭がんも5年生存率はそれほど低い癌ではありません。

症状はしゃがれ声以外にものどの異物感や乾燥、いがらっぽさを感じる、食べ物を飲み込む際に痛む、血痰などの出血症状がある、発熱などが挙げられます。


また、辛いものや熱い食べ物が好みの方や地域においてもこの癌の発生率が高い傾向があるとされています。アメリカの研究では喫煙者が咽頭がんや口腔がんになる率は非喫煙者と比較して30倍近いというものもあります。食生活やタバコ・お酒といった嗜好品等の生活習慣に日ごろから気をつけておく事が大切になっているのです。

喉頭がんの治療と検査

喉頭がん治療は手術などの外科療法と放射線療、化学療法(抗がん剤)が中心になっています。ガンの進み具合(ステージ)やガンの部位や、患者の年齢や体力などによってどういった治療法がベターかが判断されます。

手術では喉頭ガンの原発部位の周辺だけを切除する喉頭部分切除と、喉頭をすべて摘出する喉頭全摘出に分けられます。


初期症状は必ずしも声がれがあるわけではありません。無症状のまま腫瘍が大きくなり、気道狭窄、嚥下困難といった初期症状で発見される場合もあります。

喉頭がん(喉頭癌)の検査は、視診が最初に行われます。また鼻腔から内視鏡を入れて直接観察する方法もあります。喉頭がんでは頚部リンパ節を丁寧に触診し転移についても調べる事になります。これらの検査において喉頭がんの疑いがあるとされると、生検と呼ばれる組織の一部を採取して顕微鏡で調べる検査が行われ、病理医が顕微鏡で見て、ガンかどうかの診断を実施します。この後に下記の検査が行われます。
■MRI検査■:磁場を使って様々な角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影するのがMRI検査になります。 周囲臓器やリンパ節への転移を調べ、癌の進行ステージを調査するのに必要な検査です。
■CT検査■:CT検査は様々な角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影します。コンピューターで画像を処理するので鮮明な画像が見られます。周囲の臓器やリンパ節転移の有無を調べることができ癌の進行具合を調べるためには重要な検査になります。
■X線検査/レントゲン検査■:咽頭をバリウムが通過するところをX線(レントゲン)で撮影する検査となります。

男性では50歳から80歳代までに喉頭がんの罹患率は大幅に上昇します。女性も年齢別の罹患率は高齢ほど高くなります。罹患率、死亡率は、両方とも男性のほうが女性の10倍以上高くなっている病気です。これは飲酒と喫煙が喉頭ガンのリスクを高める事も原因の一つとなっているようです。男性は注意すべきといえるでしょう。

5年生存率はガンの発生部位により多少異なります。おおよそI期では放射線療法で90%以上治癒します。I~IV期全体では、7割程度の5年生存率となっています。

喉頭癌の名医

喉頭がんの名医がいる病院について。

その他のがん治療の実力病院はこちらをご覧下さい。

国立がんセンター東病院 頭頚科
℡04-7133-1111 〒277-8577 千葉県柏市柏の葉6-5-1
【治療成績・生存率】
・喉頭ガン5年生存率:88%
【特徴】
・機能温存手術
・頭頚部外科、化学療法科による集学的治療
・喉頭癌:積極的喉頭部分切除
・手術不可能症例:化学放射線療法
・拡大切除後遊離組織移植

神戸市立医療センター中央市民病院 耳鼻咽喉科
℡078-302-4321 〒650-0046 神戸市中央区港島中町4丁目6番地
【治療成績・生存率】
・喉頭ガン5年生存率:1期74%、2期85%、3期66%、4期53%
【特徴】
・形成外科連携微小血管外科的機能再建手術
・手術・放射線治療・化学療法・免疫療法・レーザー治療などを組み合わせた集学的治療

九州大学病院 耳鼻咽喉科
℡092-641-1151 〒812-8582 福岡県福岡市東区馬出3-1-1
【治療成績・生存率】
・声門ガン5年生存率:1期98.4%、2期:96.6%、3期:80%、4期:45.7%
→喉頭保存率:T1:95.5%、T2:87.4%、T3:30.8%、T4:0%
・声門上ガン5年生存率:1期88.9%、2期100%、3期74.5%、4期40.7%
→喉頭保存率:T1:86.7%、T2:59.6%、T3:31.2%、T4:31.6%
【特徴】
・FAR療法、RT、腫瘍切除
・臓器温存、機能温存を重視したTAR療法
・補助化学療法

愛知県がんセンター 頭頸部外科
℡052-762-6111 〒464-8681 愛知県名古屋市千種区鹿子殿1番1号
【治療成績・生存率】
・喉頭癌5年生存率(1996-2001):1期93%、2期91%、3期74%、4期72%
・喉頭癌5年生存率(1990-1995):1期100%、2期86%、3期75%、4期50%
【特徴】
・喉頭癌3期と4期、T3/4の進行喉頭癌において化学放射線療法により形態の温存を図る例が多くなっている。
・手術療法、放射線療法、抗がん剤治療
・シャント発声や食道発声の指導

大阪府立成人病センター 耳鼻咽喉科
℡06-6972-1181 〒537-8511 大阪市東成区中道1-3-3
【治療成績・生存率】
・年間の頭頸部悪性腫瘍患者数は約180例(喉頭癌が37%、舌・口腔17%、下咽頭13%、中咽頭10%、悪性リンパ腫7%、上咽頭5%、甲状腺5%、鼻・副鼻腔3%、唾液腺2%、その他1%)
・早期喉頭癌;1期85‐90%、2期70%の制御率
・全喉頭温存率;70%
・咽頭ガン5年相対生存率:84%(声門癌93%、声門上癌68%)
・下咽頭ガン5年死因特異的生存率は52%(1期86%、2期59%、3期69%、4期32%)
・中咽頭ガン5年死因特異的生存率:66%(1期86%、2期84%、3期65%、4期57%)
【特徴】
・喉頭の早期ガン:放射線治療で機能温存
・ビデオ内視鏡、MRI、CT、超音波検査、嚥下機能検査
・下咽頭の早期ガン:放射線治療と喉頭温存手術を選択
・喉頭温存手術
・下咽頭の進行ガン:拡大切除、遊離組織移植による再建を行い、適応を選んで術後照射

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