高脂血症

高脂血症という言葉は、今では一般的に広く使われるようになってきました。

高脂血症 1

高脂血症とは 高脂血症という言葉は、今では一般的に広く使われるようになってきました。ここ数年の間に健康検査や病気の過程で高脂血症と診断される人が増えています。我が国では中高年の人の40%が、程度の違いはあっても高脂血症であるという統計が出ています。そしてこの状態はますます低年齢化する傾向にあります。
ひと言でいうと高脂血症とは、血液中の脂質のうち一種または数種の濃度が正常値より高い状態が続くことです。
血液中の脂質には、コレステロール、中性脂肪、リン脂質などがあり、血脂と総称されています。これらは人体の細胞の基礎代謝に必要な物質で、正常な状態では血液中で一定の濃度に保たれています。この血脂濃度が正常の限界値を超えると高脂血症と診断されるのです。


 

高脂血症 2

ただ単に血液中の脂質が増えるだけなら、さほど恐れることはないでしょう。ほとんどの場合、自覚症状もなく、日常生活にも不都合がないので、健康診断や血液検査で始めて発見されることが多いようです。しかし、これを放っておくと想像を絶する恐ろしい結末を迎えることになってしまうのです。

粥状動脈硬化とは、血液中の脂肪分が血管壁に蓄積されて、その弾力性を弱めて高血圧病の原因となったり、破れやすくなった状態です。また血管が狭くなり、内腔が塞がるなどして血栓を形成し易くなります。脳血栓、脳出血、狭心症の大きな原因といえます。
粥状動脈硬化の直接の原因は、高脂血症によるものです。したがって高脂血症は動脈硬化の警告灯といえるのです。血液中の脂肪分、特にコレステロールや中性脂肪が増えると、血管壁に沈積し粥状動脈硬化を引き起こすことになります。

高脂血症 3

1.食物の種類を多くする
毎日の食生活で食物の種類を多く摂り、主食と副菜のバランスを保つことは、健康維持や高脂血症の予防、さまざまな病気を未然に防ぐために必要なことです。私たちが1日に必要とする食物は大きく5つに分類できます。
 A.米穀・雑穀類
 B.動物性食品(牛肉・豚肉・鶏肉・魚介類やミルク・卵も含みます)
 C.大豆その他の豆製品
 D.野菜・果物
 E.エネルギー食品(食用の油脂類・糖類・酒など)
この5種の食品の量と質が需要を満たしていなければなりません。


2.過不足をなくす
「食べ過ぎない」「腹八分にする」・・・これは我国の長い経験から生まれた伝統の養生訓です。長期にわたる飽食の食習慣や暴飲暴食が、さまざまな病気の直接的な原因になっています。
現代の日本の暮らしの中で、私たちは豊富な美味しい食物に取り囲まれて生活しています。多くの人は食べすぎに無頓着に、暴飲暴食を繰り返しています。そして一旦太りだすと必死に節食・絶食ダイエットを始める・・・。最終的には肥満体質になってさまざまな病気を呼び込んでいるのです。またある人は、高脂肪・高カロリーの食物を出来るだけ食べないようにし、米やパンを中心とした食事で高脂血症を避けようと考えるようです。これは大きな間違いです。米やパンには大量のでんぷん質が含まれています(米は28%、パンは25%)。これらは体内に消化吸収されるとブドウ糖に分解され、血液に吸収されると脂肪に転化して高脂血症の原因となるのです。


3.食物繊維不足が高脂血症を引き起こす
白米だけを食べ続けていると食物繊維やビタミン・ミネラルの摂取量が不足してきます。食物繊維には、繊維素(葉茎類植物の食物繊維)、半繊維素(玄米・雑穀類の食物繊維)、木質素(根茎類植物の食物繊維)、ペクチンなどがあり、これらは高脂血症や肥満の予防に大変効果があるものです。食事の際、白米に少量の玄米や豆類、雑穀類を加えるなど、組合せに注意が必要です。


4.塩分を控える
塩素やナトリウムは人体に必要な栄養素ですが、過量のナトリウムは心臓疾患の危険要素となります。食塩の摂取量は1日7~10gが限度です。子供やお年寄りはさらに少なめにする必要があります。


5.甘いものは少なめに
甘いものは肥満や高脂血症の主要な原因であり、多くの病気の誘因となります。甘いものの摂り過ぎは食欲を減退させ、他の栄養素の摂取不足を招いて食生活全体のバランスにも影響を与えます。


6.体質に合った食材を規則正しく
平素の食事で、自分の体質に合った食材を選び、体質に合わないものや悪影響を与えるものを避けるように注意することは、肥満や高脂血症予防の最も基本といえます。
また「朝はしっかり、昼はたっぷり、夜はひかえめ」の食事法原則を守ることも重要です。朝食抜きという悪い食習慣は、高脂血症以外にも多くの病気を引き起こす原因となります。私たちが1日に必要とするエネルギー量は同じですから、朝食を抜くと昼と夜にその分を補わなければなりません。特に夜、お酒を飲んで食べ過ぎると、余ったエネルギーは皮下脂肪に転化して体内に蓄積され、血液中の脂肪分も増加します。その結果、朝起きても食欲がないという悪循環に陥るのです。


ブログ内記事検索
月別アーカイブ
<<  December,2009  
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • RSS
  • s-comu.