膠原病の初期症状

難病である膠原病の初期症状や原因と治療などについて。名医のいる病院や遺伝、血液検査などの最新情報

膠原病の初期症状

膠原病は一つの病気の名称ではなく様々な古典的膠原病やそのほかの疾患の総称のため、初期症状も多岐にわたっています。そのため、自己診断は避け、必ず医師の診断を仰ぐことをお勧めします。


膠原病の症状を写真でみる


特にリュウマチ疾患は多くの膠原病の定義に当てはまる症状が見られます。日本では特にリウマチと呼ぶ場合には関節リウマチの事を指しています。しかし、全身の関節の痛みが多くの膠原病患者にみられることから、膠原病の多くはリウマチ性疾患である事がわかっています。

さてそんな膠原病の初期症状ですが、例えばシェーグレン症候群の初期症状はしもやけに似ている場合があるようです。指の背中が腫れぼったく赤くなって、かゆみを感じたりし始めます。こんな症状は冬に水仕事などをしない限りは通常現れません。ですので、冬など以外で上記のような初期症状を発見した場合には膠原病を疑ってもよいかもしれません。

専門医以外ではもともと膠原病は判り辛い疾患とされています。闘病されている方のブログなどを拝見しても、最初は違う病気と診断されている事例が多くあります。それほど診断が難しい病気の一つなのです。その為、疑わしいと思ったり、改善が見られない場合には専門医がいる病院で診察を受けるべきです。

完治は無いとされている膠原病ですが、治療が早ければそれだけ予後がよい事は間違いありません。風邪等と間違われて、その後悪化したという場合も多いようです。こうなると治療に時間がかかりますので、初期症状の時点で正確な診断が出来る医師を探す事は重要です。

具体的な膠原病の初期症状は、手足の指のしびれや炎症、指先の血管への血流不足によるレイノー症状、リンパ腺の腫れ、発疹やあざのような紅斑(痛みを伴う場合もあります)、関節痛や筋肉痛ににた症状、発熱などが挙げられます。

ここまで既に判るかと思いますが、非常に他の病気と類似する初期症状が多いのです。

上記のような初期症状がでて、かかりつけのお医者さんや病院で治療しているにも拘らず改善が見られない場合にはその医師の診断が間違っている可能性があります。診断が間違っていれば、いつまでたってもよくなる筈はありません。早期に専門医の診察を受けてみる事が必要です。それで問題なければよいのですから・・・

専門医による診察では血液一般、尿(蛋白、糖、血液など)、炎症マーカー、酵素活性などの検査が行われます。膠原病が疑わしい場合には、抗核抗体、リウマトイド因子、補体、免疫複合体、X線検査などを実施し診断を下す事になります。

膠原病の治療

現在の医学をもってしても、完治が難しい病気の一つが膠原病です。消炎剤やステロイドなどを使用して炎症を抑制し、一般的な日常生活に支障のない程度に膠原病をコントロールしていくことは出来るようになってきています。

関連疾患を含む膠原病は,厚生労働省によって特定疾患(難病)に指定されており、治療においては公費補助対象になっています。

一般的に膠原病に共通な症状としては下記が挙げられます。

・免疫の異常が見られる
・関節や筋肉に痛みやこわばりをきたす
・細胞の結合組織に炎症によるよる病変が起こる
・伝染病では無く遺伝性もはっきりしていない
・悪性腫瘍ではない

膠原病の治療には病気の原因となるリンパ球の働きを抑え、自己抗体が作られるのを防ぐ為に副腎皮質ホルモンや免疫抑制薬が使われます。

強皮症の治療について:全身性強皮症では、血行改善のための内服薬が中心の治療となります。膠原病は典型的な免疫病のため、組織破壊の進行を遅くするために、炎症拡大を抑えることが治療の上では重要となります。

ただし膠原病の治療においては抗生物質が効かないとされていますが、ステロイド薬などの副腎皮質ホルモンが効果があるとされます。

前回書いたように、生存率は劇変していますが、ステロイドを使用することによる副作用などが、治療における問題になっています。膠原病の治療によって誘発されるものとしては日和見感染症、骨粗鬆症、大腿骨頭壊死症、動脈硬化症があげられます。また免疫抑制剤による感染症や悪性腫瘍が出来るなどといった副作用が問題とされています。

膠原病の症状

膠原病は全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、関節リウマチ、結節性多発動脈炎、皮膚筋炎、多発性筋炎、混合性結合組織病、線維筋痛症、リウマチ性多発筋痛症、ベーチェット病、コーガン症候群、側頭動脈炎、アレルギー性肉芽腫性血管炎、顕微鏡的多発血管炎、シェーグレン症候群などの病気の総称です。膠原病は自己免疫の異常メカニズムによって生じます。

ですので、膠原病の症状も多様で、個人差も大きいものとなっています。詳しく述べていきます。

生存率については膠原病の代表的疾患である全身性エリテマトーデスにおいて、3年生存率は50%以下でしたが、ステロイド治療が導入された70年代には5年生存率が75%、80年代も上昇を続け、90年代には、生存率は95%以上となっています。

強皮症:顔や手に始まって、皮膚が徐々に硬くなる膠原病疾患です。初発症状としては、手指が冷たい水に触れたりすると血管が急激に収縮して白くなるレイノー現象などが挙げられます。この病気にかかると血行が悪くなり、指の先端などに潰瘍が発生します。肺線維症といって肺が硬くなって息切れを生じたり、逆流性食道炎といって食道が硬くなり胸焼けを感じることが多くなったりします。

皮膚筋炎:皮膚と筋肉が炎症を起こす疾患です。成人型と小児型とがあり、皮膚症状が特徴的な症状です。まぶたの赤紫色の腫れや手関節の背側の赤い皮疹が代表的な症状となります。

また筋力の低下が著しくほとんど動けなくなる状態や、筋肉には症状が殆どない場合もあります。成人型では間質性肺炎の合併と悪性腫瘍などを併発する場合があります。

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