コレステロール 食事

コレステロールと動脈硬化や心筋梗塞との関連、食事療法、運動療法、お薬による治療を、専門医が解説。

コレステロール 食事 1

コレステロールというと、コレステロール値が高いので食事を控えなければと考えている方も多いと思います。

確かに、脂肪の多い食事やカロリーの摂りすぎで必要以上に肝臓からコレステロールを作り出してしまったり、またコレステロールを摂りすぎで、コレステロールのバランスが崩れて血中コレステロール値が高くなってしまい、高コレステロール血症や動脈硬化などの病気を引き起こしている方が増えています。

しかし、コレステロールそのものが悪いわけではありません。コレステロールには善玉コレステロール(HDL)、悪玉コレステロール(LDL)があり、善玉コレステロールと悪玉コレステロールのバランスを保つことこそが、身体にとって大切なことなのです。

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■コレステロールの体内での役割
細胞膜を作る。
筋肉を作るホルモンの原材料。
栄養分の分解。
栄養を吸収する胆汁酸の原材料。

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■善玉コレステロールと悪玉コレステロール
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は、コレステロールを体内に供給する役割をしていますが、増加しすぎると血管に溜まって、動脈硬化を進行させてしまいます。中性脂肪が増えすぎると悪玉コレステロール (LDL) が増える原因になります。
善玉コレステロール(HDLコレステロール)は、体内に蓄積されたコレステロールを排出し、動脈硬化を予防します。

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■コレステロール値について
よくコレステロール値を気にされている方の中で数値の見方を間違えている方がいます。
それは、基準値内であるにもかかわらず、コレステロールを下げる必要があると気にしすぎている方です。

その時々によってコレステロール値は増減します。
基準値内である場合には、全くコレステロール値を気にする必要はありません。

気にしなければならない方は、基準値に入っていない方だけなのです。
過度に気にしすぎることでストレスがたまらないようにしてください。

総コレステロール値 240mg/dl以上が治療域
LDL(悪玉)コレステロール値 140mg/dl以上が治療域
HDL(善玉)コレステロール値 40mg/dl未満が治療域

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■コレステロールと肝臓
コレステロールは、食べ物からしか摂取できないと思っている方も多いようですが、実は、コレステロールは体内(主に肝臓)で作られるほうが多いのです。

1日に必要な量の約80%ものコレステロールが、肝臓をはじめ体内で作られており、食物から摂取するコレステロールは約20%なのです。

実は、日本人で食べ物から摂取するコレステロールで病気になる方はほとんどいないそうです。

「高脂血症」などの方を除く健康な人であれば、体内で血中コレステロール値を調節してくれるため、食品から摂取するコレステロール量を過度に気にする必要はありません。

それよりも、肝臓に負担をかけない生活習慣を作ることが大事なのです。

■肝臓の数値の読み方はこちら。

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■コレステロールを下げる食事・食品
肝臓機能が強くなければ、悪玉コレステロールを処理することはできません。肝臓の機能が低下すると、コレステロールは処理できなくなり、血液中に溜まってしまい、動脈硬化や高コレステロール血症などを引き起こしてしまうのです。

肝臓機能をアップさせる食品は、タウリンを含む食品です。

タウリンとは、カキ・イカ・ホタテなど魚介類に多く含まれる成分です。肝機能をアップさせ、コレステロール処理能力を高める働きを持っています。

魚介類の食事で肝臓機能をアップさせましょう。

また、コレステロールを下げる食事として、オメガ3脂肪酸(DHA・EPA)の多い食事にしましょう。

コレステロール 食事 2

仕事が忙しく不規則な生活を送っていたりすると、どうしても外食が多くなってしまいます。

ダイエットの場合もそうですが、コレステロールを気にしている人の場合、できれば外食は避けた方がいいのです。

もし外食をするのなら、カロリーの摂り過ぎになったり、また偏った食事になる傾向が強いので注意が必要です。

外食の問題点は油ものが多く、味が濃い、野菜が少ないなどが挙げられます。

このような外食を続けていると、正常なコレステロール値を維持できくなることもあります。

和食中心のメニューにしたり、食べ過ぎに注意したりしてカロリーを抑えるようにし、高コレステロールにならないようにしましょう。

和食の場合は、低カロリーの魚などの素材が中心ですので、カロリーを抑えることができます。

また煮物などで野菜をとることもできます。

和食でも天ぷらのように油で揚げたものはカロリーが高くなるので、出来れば避けた方がいいでしょう。

お寿司でしたら、青魚やイカ、貝に含まれるDHAは、コレステロールを下げるのに効果があるのでいいでしょう。

またデザートで甘いものを食べ過ぎるのもよくありません。

コレステロールが高くなり、中性脂肪を増やすことになります。

脂っこいもの、甘いものは摂りすぎないようにしましょう。

これはコレステロールを考えた場合、外食に限らず基本的なことです。

コレステロール 食事 3

医師からコレステロールの値を「1日○○mgまで」と制限されている方は別ですが、わたしたちが健康を維持するためにはコレステロールを摂取する必要があります。

現在の食生活で分析してみると1日あたりおよそ300~500mgほどのコレステロールを摂取しているといわれており、中でも血中コレステロール値が高いと診断される方は1日のコレステロール摂取量を300mg以下に抑えるのが理想的なようです。

ですから食品のどれほどのコレステロールが含まれているかを把握しておくと食事が摂りやすくなり、なおかつ食品の部位によっても含有量が異なるのでその辺りも考慮して選ぶと◎。

以下のデータを目安にしながら毎日の食生活をちょっと意識して変えてみましょう。

食品100gあたりに含まれるコレステロール含有量
(参考「日本食品脂溶性成分表」)

□肉類
牛肉…肩ロース70mg、ヒレ60mg、レバー240mg
豚肉…肩ロース65mg、ヒレ60mg、レバー250mg
鶏肉…ささみ55mg、手羽110mg、もも95mg、レバー370
ウインナー、ベーコン各60mg
ロースハム40mg
魚介類
アジ70mg
イワシ75mg
うなぎの蒲焼き240mg
鮭65mg
あさり55mg
いか300mg
車えび190mg
しらす干し250mg
うに290mg
数の子370mg
たらこ340mg
卵(鶏卵)
全卵470mg、卵黄1,300mg、卵白1mg
乳製品
牛乳11mg
プロセスチーズ80mg
ヨーグルト11mg
油脂および調味料
バター210mg
マーガリン1mg
マヨネーズ…全卵型60mg、卵黄型250mg
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