金相場

金相場は2008年に大暴落しました。2009年も、2008年度同じように大暴落する可能性が高いようです。毎月、金相場の流れを予想し、暴落に巻き込まれず、金相場で利益を上げてもらいたいと思っています。

2009年5月の金相場の予想

【5月の金相場の流れ】

 4月の金相場の流れを振り返ってみます。
4月初めに開催されたロンドン金融サミットで、2010年には2%の経済成長を達成するために、「あらゆる必要な行動」を採ることで一致し総額5兆ドルの財政出動に踏み切ることを決め閉幕しました。この結果、景気や株価に対する楽観的な見方が広がる一方、金相場にも大きな影響を与えました。安全資産としての金が売られるという流れに変わりました。GMやクライスラーなどの経営破綻や銀行の倒産などの不安が払拭されたわけではありませんが、市場は景気回復を織り込む展開に変わってきたようです。また、3日に発表されたアメリカの3月の雇用統計では、失業率が8.5%に上昇し、非農業部門の雇用者数は66万3千人の減少となりました。ロンドンでのG20金融サミット以降、G20各国政府が数十兆円にも上る財政出動を決めたことで、世界的に株価が上昇し、金相場にとってはマイナスの効果を与えています。これによって、安全への逃避で買われていた金が売られる流れに変わりました。しかし、結果的に、4月は値動きの少ない1ヶ月となり、次の上昇に向けての調整期間だったような気がします。



【2009年5月の金相場の予想】 


(金相場の流れ)

 5月の金相場の流れを予測するために考えておかなければならないことは、4月初めにロンドンで開催されたG20金融サミットによって、G20各国政府が数十兆円にも上る財政出動を決めたことで、世界的に株価が上昇し、安全への逃避で買われていた金が売られる流れに変わったことです。そして、金融危機が回避され景気回復の兆しが見られるようになったことによって、今まで逆相関にあった株価と金価格とが純相関に変わっています。景気回復の兆しが出てきたことと、その反面インフレの懸念も出てきたことで、株価と金価格とが純相関の動きになっていると考えています。この金相場の流れがどの程度続くと考えるのかによって、5月の金相場の予測が変わります。いつまでも、このような金相場の流れが続くわけではありません。そのバランスがどのような形で崩れ始めることになるのでしょうか?私は、やはりGMが鍵になるのではないかと考えています。GMはクライスラーの破綻とは、まったくレベルが違います。


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2009年も金相場は暴落する

 2007年8月16日に、株、為替、商品などと同じように、金相場が大暴落しました。いわゆるサブプライム・ショックです。この1ヶ月ほど前の7月11日に開催された「日刊デリバティブ ジャパン創刊3周年記念講演」で、豊島逸夫氏が、この夏にサブプライム問題によってクラッシュが起きる可能性が高いということを語ってくれました。結果から見ると、まさに豊島氏の言った通りになりました。株・為替だけでなく金相場も暴落してしまいました。

 サブプライムショック時の暴落は、7月25日に暴落の第1幕が始まり、最終の暴落となる8月16日の第3幕まで、3段階で下落したことがわかります。私は、サブプライム不安によるクラッシュは、8月13日から8月末までの間に起きると予想していました。ところが、7月25日の第一幕で、それほど下げなかったことから、これは金相場にまで波及しないのではないのかと考えていたのですが、最後の最後に、金相場まで波及し、大暴落しました。


2.金相場暴落の性状

 2007年8月に起きたサブプライム・ショックとそれ以降に起きた暴落の状況を整理すると、以下のようなことが分かりました。

・サブプライム・ショックというのは、金相場の下落が約5%程度、下落する期間は約3週間の暴落であった。その後に起きた暴落から比べると、たいした暴落ではなかった。

・サブプライム・ショック以降の暴落は、金相場の下落率が6%、18%、29%と拡大しており、下落の期間も3週間から14週間と長くなる傾向にあります。

・金相場が暴落する時は、3回に分けて下落し、最後の下げが最も大きい。


省略


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2009年の金相場

 2009年の金相場の予想をしてみます。
2009年の金相場を予想する前に2008年がどのような年であったのか、金相場がどのように動いたのかをを簡単に振り返ってみます。2008年は、100年に一度あるかないかの経済危機と言われたアメリカ発の金融不安が高まった年でした。この金融不安は2007年8月に起きたサブプライム・ショックが発端でした。低所得者向け住宅ローンを証券化したデリバティブ商品が原因で起きた金融不安は、マネー経済から実体経済にまで影響を及ぼし、アメリカの自動車業界が壊滅状態になろうとしています。世界をリードしてきたアメリカの経済も今では世界に不況を撒き散らす存在になってしまいました。その影響は、ヨーロッパ、アジアなど全世界に及んでいます。日本でも、2007年度はⅠ兆円以上の利益を出していたトヨタ自動車でさえも、2008年度は5,000億円の赤字でした。そのせいで、年末には非正規社員が大量に解雇され、社会問題にまで発展しています。アメリカ発の金融危機によって、世界経済の減速、そして金相場にも大きな影響を及ぼしました。


 2009年の金相場の流れを予測するためには、昨年からの経済の流れと金価格が上昇してきた要因の変化を考えなければなりません。まず、経済状況です。2009年は2008年の流れを受けて間違いなく不況に入っていきます。リストラや企業の破綻などが相次ぐことになります。そうした状況下で個人が金を買う余力があるのか?これからの経済状況を考えると金相場にとってはアゲンストの風になるようです。

 次に、これまで金相場が上昇してきた要因を考えてみます。金相場が上昇してきた大きな要因は、原油高とインフレ懸念、そして金融不安、地政学的リスクなどです。原油価格は一時135ドルを超えていましたが、今では50ドルを割って半値以下まで下落し3年半ぶりの安値になっています。原油価格だけでなく穀物などの価格も落ち着いています。当面、インフレの懸念はないようです。むしろ、景気悪化によって、物が売れない状況になりつつあります。中東の政情不安、バキスタンを中心とするイスラム過激派のテロも、さらに深刻化しています。サブプライム問題をきっかけに世界中に拡大した金融不安は、まだこれからが本番です。こう見てくると、景気が悪化すること以外、これまで金相場が上昇してきた要因は何一つ変わっていないことになります。アメリカの景気減速によって、一時的に金が買われる流れが停滞することになるかもしれませんが、基本的な流れはまったく変わっていません。

 それでは、2009年の金相場は、どのようになるのでしょうか?景気の悪化は10月頃まで続き、10月半ばくらいから回復に向かうと予想しています。長引くと年内いっぱいかかるかもしれません。金相場は、これから10月くらいまで下降していき、景気回復にあわせるかのように上昇モードに入っていくと予想しています。2月末12月に今年の高値を記録し、10月に安値になると考えています。価格は、640ドル~1,000ドル、円建価格は2,000円~3,000円ぐらいだと思っています。円建価格は為替の影響で大きく変わることになりそうです。
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