金CFD

CFDとはContract For Differenceの略語で、差金決済取引のことを指します。CFDという商品が、今後、個人の投資方法を大きく変えることになりそうです。

CFDと先物取引との違い

一般的な先物取引とCFD取引の違いは取引期限です。先物取引では取引期限が決まっていて、ある一定の期限内に売買を完了する必要がありますが、CFDは業者との相対取引のため、この取引期限を自由に決めることができます。

そのため、CFD業者によっては特定の期限を設けないところもあります。期限に縛られないというのがCFDのメリットです。


次に、信用取引とCFD取引には違いがありません。日本株の信用取引で、制度信用取引と一般信用取引と2つの仕組みが存在します。

制度信用取引というのは、証券取引所が一定の基準で選択した銘柄のみを扱っていて、6ヶ月という期限があります。一般信用取引というのは、各証券会社が自己の裁量で取扱銘柄や取引期限を自由に設定できるため、期限を無期限とする証券会社もたくさんあります。

制度信用取引とCFDとは、先物取引と同じよう取引期限に違いがありますが、一般信用取引との違いは、レバレッジの大きさがCFDの方が大きい場合が多いという違いがあるだけで、ほとんど同じだと考えていいでしょう。

CFDのしくみ

 CFDは、かつてエクイティスワップと呼ばれ、機関投資家しか取引できませんでした。しかし、今では、CFDは世界70カ国以上の投資家に取引され、急速に市場が成長しています。

CFDは、現物株・株価指数・業種別指数や、商品・債券などの市場での値動きをそのまま反映しながら、実際に現物株(原資産)等を所有することなく、原市場と同様の取引ができて、かつその売買価格の差が損益になるという取引です。

例えば、金CFDを購入する場合、金CFDの価格は、実際の現物金価格の値動きを反映しますが、実際に金を売買するわけではありません。しかし、CFD取引(差金決済取引)でも、通常の現物取引と同様に、売買価格の差が損益となる仕組みです。ですから、金の先物取引や金ETFのように、現物の金が取引されることはありません。また、先物取引のように、決済しなければならない期限もありません。

CFDの歴史

 CFDは1990年代にイギリスで誕生し、機関投資家の間で利用が広がりました。これは、CFDを利用すると、印紙税を払わなくてよいことが大きく影響していると言われています。取引コストを意識する機関投資家に、大きな影響を与えたようです。発祥の地であるイギリスでは、ロンドン証券取引所の取引の約30%がCFD業者によるものと言われています。また、オーストラリアでも、CFDは約15%のシェアになっているようです。

日本では2005年にFXでもよく知られているひまわり証券が国内で初めてCFDのサービスを開始しました。その後、2008年にイギリスのCDFの業者で世界最大手のCMCが参入したのをきっかけに、多くの証券会社が参入しています。
ブログ内記事検索
月別アーカイブ
<<  December,2009  
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
カテゴリ別アーカイブ
QRコード
QRコード
  • RSS
  • s-comu.