自閉症を知ろう

自閉症に気付かない人や恥ずかしいと感じる人のために、自閉症の正しい知識を知ってもらい、自閉症と正しく向き合うためのサイトです。

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自閉症への接し方

自閉症は薬により、激しく興奮したり極度のこだわりなどを緩和することはできますが、病気としては完治することはありません。
しかし自閉症の人が様々な症状を抱えていても、学習能力が無い訳ではなく、少し時間はかかりますが周囲が根気よく、療育や教育を続けていろいろな経験をすることにより、不足する能力を補うだけの改善は可能です。

自閉症のお子さんを抱える家庭では、自閉症の本人よりも家族の心構えが大切になります。
一般的には親が特別な育て方をしなくても、お子さんは自然に社会生活に必要な知識を成長に合わせて学んで生きます。
しかし自閉症の場合には、家族や周囲の人たちのサポートと理解がなければ、いつまでたっても生活に必要な知識が身に付かない事も珍しくありません。
自閉症のお子さんもゆっくりではありますが、確実に成長していきますので、他のお子さんと比べると根気よく何度も教えたり、失敗をしても愛情を持って接するなど、多少の苦労は要求されます。

自閉症のお子さんは、学んだ事を身に付けると一般のお子さんと比べても、見違えるほど態度や行動、表情などが変わってくるようです。
一部には自閉症が恥ずかしいことのように捉え、適切な療育や教育を受けさせず、一般のお子さんと同じように教育しようとする家庭もあるようです。
お子さんに自閉症が疑われたり、或いは自閉症と診断された場合、まずはその事実を受け止めることを努力しましょう。
そこから自閉症のお子さんの未来が拓けて行きます。

自閉症の人に大切なことは、周囲が同じ目線で接する事です。
自閉症の人はコミュニケーションをとるのが下手です。
でも自閉症の人は、周りに関心が無いのではなく、他の人に比べて用心深いのです。
決して「できないから」「間違っていたから」といって叱る事はしないで下さい。
穏やかに根気よく接していく事が、自閉症にとってはとても大切なことなのです。

自閉症の特徴

自閉症には幾つかの特徴や障害が現れます。

●自閉症による言葉の遅れ
自閉症の場合程度の差はあるものの、言葉の遅れは必ず起こります。
言葉が話せるようになっても、尻上がりのイントネーション、オウム返し、紋切り型の言葉、話をしないなどがありますし、表情による感情表現や身振り手振りの表現のない場合もあります。

●対人関係
自閉症を発症している場合、赤ちゃんの時期に抱かれるのを好まない、呼んでも反応しない、相手との視線を合わせないなど、親を含めて周囲との関係を築く事が難しいことがあります。
成長とともに体は大きくなっても、感情面での成長が遅く、相手の気持ちが理解出来ない場合や、友達を作ることや一緒に遊ぶことがとても苦手です。

●アンバランス感覚
自閉症の人は身体への接触は嫌う反面、痛みに対しての反応が鈍いと思われます。
また、特定のテレビの音楽や音、大きな叫び声や泣き声などをとても怖がったり不快に感じることがあります。
その反対にガラスを引っかくような、一般の人が不快と感じる音などに対しては平然としていることもあります。

●活動性
体をゆするなどの反復動作を繰り返したり、おもちゃを使った遊びでも同じことを繰り返し、遊びや活動の範囲がなかなか広がりません。

●アンバランスな知的機能
知的水準が低い人が多いのは事実ですが、発達の障害とまでは言えない人もいますので、自閉症だからと言って知的障害とは言い切れません。
しかし発達の障害には関係なく、特定の分野でとても優れた能力を発揮する人もおり、一部の機能が全体の能力と比べてもアンバランスなケースが見られるようです。

このように自閉症には様々な特徴がありますが、多くの場合は変化への不安や抵抗を感じ、物を置く位置や生活上でのスケジュールや行動が、普段と異なった変化には強いストレスとなってしまうようです。
可笑しくないのに笑う、奇妙な遊び、癇癪をよく起こし理由が不明、他の子供の輪に入らない、危険が理解できない、などがお子さんに見られる場合、自閉症を疑う事も考えておきましょう。

自閉症を理解する

自閉症という言葉は知っていても、自閉症がどんな障害なのかを理解している人は少ないようです。
自閉症を「自分の殻に閉じこもる内向的な障害」と受け止める人も多く、「親の育て方に問題があったせいで人間不信となり、心を閉ざした情緒障害」と誤った理解をする人も少なくありません。

自閉症の原因についてはよくはわかっていませんが、「人とうまく関われない」「自分の気持ちがうまく伝えられない」「他人の気持ちが理解するのが難しい」「社会ルールが理解できない」など、脳の機能がアンバランスな発達をすることにより、一般の人たちのような受け止めが苦手となることが分かっています。

そのため、一般の人が言語や身振りを用いてコミュニケーションをするのに対して、自閉症の人の場合は、社会生活に必要な言語などの表現方法を身に付けることが難しいようです。
また、反対に周囲の環境や状況が理解できずに、不慣れな場所や場面ではとても不安が大きく、混乱もするようです。

一方では自分が感じたことを素直に話したり、行動するなどする「純粋」さを持ち合わせていますし、人によってはある分野では感覚や記憶が飛びぬけている人もいるようです。

自閉症の人たちは周囲とのコミュニケーションが苦手なのです。
そのため周囲も自閉症を正しく理解して、自閉症の人の発達に応じた分かりやすい説明をしてあげることが大切です。
自閉症は育て方や環境で起こるのではなく、脳の機能の発達が遅い事から起こる障害ということを理解しましょう。
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