咽頭がん(ガン)には3種類のタイプがあります。上・中・下咽頭ガンですが、それぞれ症状は少し異なります。上咽頭ガンは日本においては年間で500人程度の発症人数で稀な病気です。中咽頭ガンは、年間で発症人数1,000~2,000人程度。下咽頭ガンが最も多く男性に多く見られるます。50~60代で全体の6割、男性は女性の5倍程度発症しています。
咽頭がんの初期症状や詳細の紹介
上咽頭がんの症状:リンパの腫れによって発見されることが多く、頸部腫瘤と耳症状、脳神経症状が現れます。耳症状は詰まる感じや聞こえが悪くなります。滲出性中耳炎と診断される場合があります。また重なってモノが見える目の症状や視神経障害、悪臭がある血性膿性鼻汁、鼻出血、鼻閉などがあります。
中咽頭がんの症状:初期症状では、食物を飲み込む際に異和感を感じたり、しみたりします。咽頭痛や嚥下痛、のどのはれた感じなどが多くみられる症状です。頸部リンパ節腫大もあります。
下咽頭がんの症状:喉頭への浸潤や声帯を動かす神経の麻痺させるため、声がれが徐々に進行する場合があります。またのどが詰まった感じや咽頭の違和感に始まり、嚥下痛、咽頭痛、声のかすれなどが出ます。ステージが進行してしまうと食事がのどを通らなくなります。頸部リンパ節腫大など初診時にすでにリンパ節に転移している患者さんが6割程度います。下咽頭の悪性腫瘍のは殆どの場合下咽頭の粘膜の扁平上皮細胞から発生しているようです。ヘビースモーカーや酒を沢山飲むなどの生活習慣が染み付いている場合には下咽頭がんにかかり易くなっており、男性は女性の5倍程度の頻度で発症します。
耳や鼻に異常がなくても頸部リンパ節が腫れぼったいなどを感じたら、耳鼻咽喉科で診断を受けるようにしたほうが良いでしょう。専門医に十分な視診と触診をしてもらえば安心です。
咽頭ガンのステージ
Ⅰ期:ガンが下咽頭のひとつの部位に留まり、最大径2cm以下、頸部リンパ節には転移がない。
Ⅱ期:下咽頭のひとつの部位にガンが留まらず隣接部位に拡がっている。ただし喉頭内へは入り込んでいない状態。最大径2cmを越え、4cm以下の腫瘍。頸部リンパ節にも転移がない。
Ⅲ期:最大径が4cmを越え、または喉頭の中に入り込み、声帯が動かない。もしくはガンと同じ側の頸部リンパ節に3cm以下の腫瘍転移が1つある場合
Ⅳ期:下咽頭に腫瘍が留まらず骨、軟骨、血管、筋肉といった周囲の組織へ拡散。もしくは頸部リンパ節への転移が6cm以上である、2個以上である、ガンと反対側の頸部に出現、、他の臓器へ転移が認められる場合

