白血病では1個の腫瘍細胞ができてから、約半年程度が経過すると初期症状初が出るとされています。しかし、白血病において見られる症状は多様で、特徴的と言える初期症状を絞るのは難しくなります。
風邪と同じような初期症状が現れるという通説がありますが、それほど簡単ではありません。
急性白血病と慢性白血病でも初期に現れる症状は異なってきます。白血球が減ると、感染症を起こし易くなり発熱やのどの腫れといった感染症に近い症状が出ます。
慢性白血病においては急性白血病と異なり、進行がゆっくりなため、初期症状を自覚する患者は殆どいません。日常生活では気づき辛く、健康診断などの血液検査で発見される場合が多くなります。
内出血による青あざ、歯肉出血、鼻出血、怪我をした際に血が止まりにくい等の出血症状が見られます1.
骨の痛みやお腹が膨れたり、リンパ節が腫れたりといったものや、頭痛、嘔気や嘔吐なども起こる場合があります。
基本的には顔面蒼白、疲れやすい、身体がだるい、ちょっとした動作での動悸・息切れなどといった貧血症状が現れます。また発熱、のどの痛みや腫れ、咳、下痢などの感染症状も見られるようになります。
上記に該当するような初期症状が見られる場合には念のため病院で血液検査を受けたほうがいいかもしれません。何もなければそれで問題はありませんし、早期発見は病気の治療にとって何よりも重要になります。
白血病はドラマや映画で取り上げられることも多く、そういったもののイメージに囚われがちですが、ああいったものはドラマチックにしがちなので参考になるものばかりではありません。
自己診断に頼ることなく、心配な場合には確実に医師の診断を仰ぐことが何よりも重要となってきます。芸能人などでこの病気にかかった人が取り上げられたりしますが、それは症状が急変したり原因がわからなかったりするからかもしれません。
急性白血病など初発時の治療には強力な抗がん剤による完全寛解を目的とした治療(寛解導入療法)が行われます。治療は無菌室で行われます。急性前骨髄性白血病の場合は、活性化ビタミンAのレチノイン酸使用し、細胞の分化を促進し自然死に導く「分化誘導療法」が効果的あるとされています。口が渇いたり皮膚が赤くなる程度の副作用しかないのが特徴です。
早ければ数週間で完全寛解になる可能性があり、1回の治療で完全寛解にならなければ複数回に渡って同様な治療が行われます。
